鉄斎美術館

映画監督 板坂靖彦さんと観る 鉄 斎-粉本に見る学びの跡
2010年07月号
今年、開館35周年を迎えた鉄斎美術館では記念特別展に続き、5月12日から8月1日まで「鉄斎-粉本に見る学びの跡-」が開催されています。瑞々しい新緑の鮮やかさが目に沁みる清荒神清澄寺の境内、しばし大銀杏や樫の緑を眺めながら時を過ごしたくなる季節です。元宝塚映画監督の板坂靖彦さんと、自然を愛でながら、新緑の中に佇む鉄斎美術館を訪れ、鉄斎が画を学ぶために摸写したという粉本を鑑賞しました。その中には近年脚光を浴びている長谷川等伯の千利休像や伊藤若冲の糸瓜群虫図などもあり、江戸期の深い精神との出会いでした。

パーソナリティ 浜村 淳さんと観る 鉄斎美術館開館35周年記念特別展
2010年05月号
今年、開館35周年を迎えた鉄斎美術館では、3月18日から5月9日まで鉄斎美術館開館35周年記念特別展が開かれています。前期「鉄斎の富士」では、89歳までの画業60年間に繰り返し描かれた画題である富士山をテーマに23点の作品が展示され、4月14日からはじまる後期「鉄斎-豊潤の色彩-」では、水墨とは趣を異にする色鮮やかな名品15点を観ることができます。朝のラジオ番組が放送35周年を迎え、その巧みな語り口に多くのファンを持つ浜村淳さんと、淡墨桜が満開の鉄斎美術館を訪ね、鉄斎と融合するひと時を過ごしました。

鉄斎美術館開館35周年記念特別展 前期 鉄斎の富士 後期 鉄斎−豊潤の色彩−
2010年04月号
今春、宝塚では唯一の貴重な美術館「鉄斎美術館」が開館35周年を迎え、3月18日から5月9日まで、前後期にわけて大展覧会が開かれる。鉄斎美術館には最後の文人画家といわれる富岡鉄斎と親交を結んだ清荒神清澄寺第37世光浄和上が蒐集した作品を基に、書画、器玩、粉本、筆録など約1200点のコレクションが収蔵され、昭和50年(1975)の開館以来、年間4、5回の企画展が開催されている。記念特別展には超大作、「富士山図」や重要文化財の「阿倍仲麻呂明州望月図・円通大師呉門隠栖図」の屏風が展示され、多くの注目が集まる。

ラジオパーソナリティ 小山乃里子さんと観る 鉄斎と蓮月
2010年03月号
初詣客が行き交う清荒神清澄寺の参道には干柿や焼銀杏、玉こんにゃくの露店が軒を並べ、正月ならではの華やいだ光景が広がります。
その賑わいの中、鉄斎美術館で1月8日から開催されているのが「鉄斎と蓮月」。鉄斎の人格形成に大きな影響を及ぼし、鉄斎が生涯尊敬し続けた女流歌人で陶芸家の大田垣蓮月をテーマに、いつもとは趣の違う展覧会となっています。
フリーのアナウンサーで宝塚歌劇を始め文化に造詣の深い、小山乃里子さんと一願地蔵に手を合わせて、その奥に凛と佇む鉄斎美術館を訪れました。

アナウンサー 関 純子さんと観る 鉄斎 ―書巻の気あふれる書―
2009年12月号
10月7日から鉄斎の書の展覧会が開催されている鉄斎美術館。清荒神清澄寺境内にはまだ、葉の青いイチョウの大木から銀杏の実がこぼれ秋を感じさせてくれます。一願地蔵尊の横に掲示された展覧会のポスターに誘われ鉄斎美術館へと足を運ぶと、そこは墨の芸術「書」の世界です。鉄斎美術館を訪れるのは初めてという関西テレビのママアナ、関純子さんと、「鉄斎―書巻の気あふれる書―」を鑑賞、学問に徹することによって生まれる香気というべき「書巻の気」に触れました。

鉄斎美術館開館35周年記念特別展
2009年10月号
2010年3月18日~5月9日に開催される「鉄斎美術館開館35周年記念特別展」。鉄斎作品の収蔵ナンバーワンを誇る美術館ならではの醍醐味が味わえる展覧会となります。鉄斎の名品が一堂に集まり、その中にはもちろん昨年「対決-巨匠たちの日本美術」展で話題を呼んだ富士山図も展示されます。

フリーライター 辻 則彦さんと観る「鉄斎の粉本―本画にいたる道―」
2009年08月号
雨に濡れた木々が緑を増す六月の清荒神清澄寺。真言宗の開祖、空海降誕の十五日には弘法大師降誕会が行われ、修行大師尊像前でも法要が営まれました。境内の奥に位置する鉄斎美術館では特定の師を持たなかった鉄斎が画技を学び、画題を得るために摸写した粉本を展示する「鉄斎の粉本―本画にいたる道―」が8月2日まで開催されています。
宝塚歌劇の埋もれた歴史に光をあて、「男たちの宝塚」を世に送り出したライター、辻則彦さんと同展を訪ね、本来なら世にでることはない、多くの摸写に接し、学者鉄斎の一端に触れました。

画家 岸本吉弘さんと観る「鉄斎の粉本―本画にいたる道―」
2009年07月号
清荒神清澄寺を囲む全山が新緑に萌え、薫風そよぐ五月。鉄斎美術館では「鉄斎の粉本ー本画にいたる道ー」が3回にわけて8月2日まで開催されています。
構図や筆法を学ぶために古人のすぐれた画を貪欲に摸写した鉄斎。遺されたおびただしい数の粉本は本画にいたる道のりを知る上で欠かせない資料となっています。
神戸大学大学院で教鞭をとり、抽象画を描く宝塚在住の岸本吉弘さんと展覧会を鑑賞、あらゆる流派、あらゆる分野の作品を写した粉本から鉄斎が何に興味を抱き、何から画題を得たか、を辿りました。

国際交流協会理事長 加藤啓子さんと観る 鉄斎―先賢を画く―
2009年05月号
春光をうけ池苑の鯉が水面を跳ねる清荒神清澄寺。鉄斎美術館では3月11日から5月6日まで、「鉄斎 ―先賢を画く―」が開催され、春の陽気と共に多くの人が訪れています。鉄斎が敬慕する人物、神仏を画題とした人物画は肖像画の域を超え、その人物の事歴を詳しく調べ確かな考証のもとに画かれました。山水の中に画かれた人物であっても記された賛から人物がわかり興味をそそられます。
宝塚市の国際分野を担うNPO法人国際交流協会理事長の加藤啓子さんと展覧会を鑑賞、人物画の奥に秘められた文人鉄斎の胸中に触れ、人物画の面白さを堪能しました。

鉄斎の器玩―匠との共演―
2009年03月号
初詣の参拝者で賑わう1月の清荒神清澄寺。鉄斎と親交のあった「光淨和上」展が開催されている史料館とその前面に広がる池苑を眺めながら、鉄斎美術館に赴くと「鉄斎の器玩」展が開催されています。指物師や陶工などの作品に鉄斎が絵付けしたり書を書いた合作は新たに命を吹き込まれた芸術作品となって目を楽しませてくれます。伊丹にある柿衞文庫の学芸員で柿衞の名を雅号とした岡田利兵衞氏を祖父に持つ岡田麗さんと鑑賞、書画とは一味ちがった道具の存在感と鉄斎が生きた時代の空気を肌で感じました。