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-バックナンバー- 2004年12月号

90周年は月組に優勝トロフィー

太鼓、タンバリン、笛、手拍子が鳴り響き、ピンク、黄、緑、ブルー、紫色のポンポンが勢いよく揺れる。10年ぶりの宝塚歌劇大運動会の最大の見せ場である入場パレードは、応援席の大きな歓声と共に始まった。花・月・雪・星の各組と初参加の宙組、そして専科と音楽学校生を加えた6チームが、個性的なパフォーマンスで次々と意表をついた。特に、轟悠率いる専科と音楽学校生チームの「マツケンサンバII」にのせた総踊り。舞台では観られないノリに、1万人が集結した大阪城ホールの空気が底抜けに弾けた。湖月わたるを中心にV2を狙う星組は82名のラインダンスで圧倒、月組は大衆演劇風に「月が出た出た…」と炭鉱節を、花組の春野寿美礼はラップでカッコよくきめ、雪組の朝海ひかるは『スサノオ』の一場面を再現、宙組は一転「冬のソナタ」で登場、ユジンに扮した花總まり以外は和央ようか以下全員が金のマフラーでミニヨンに変身、会場を盛りあげた。

花組の春野寿美礼以下全員がサングラスでクールにきめて入場 宙組は和央ようかがヨン様に、花總まりがチェジウに扮し会場を沸かせた
   
各組代表3名が障害物競走などを競った前半のクライマックス 雪組は朝海ひかるがスサノオになってヤマタノオロチを退治
   
専科・音楽学校生チームはマツケンサンバで大いに盛り上げた そろいのユニホームで記者会見
   


開会宣言は新理事長の小林公一氏。揃いのユニホームに着替えたトップ6人が聖火をかかげて選手宣誓。9つの競技がスタートした。

この宝塚歌劇大運動会が始まったのは1922年6月。それから37年まで、ほぼ毎年開催し、戦後の1950年6月に再開。51年のあと40周年の54年を最後に20年間、中断したが、60周年の74年に会場を宝塚市内から西宮球場に移して70周年の84年、80周年の94年と10年おきに開催。今年で通算20回を数える。組対抗になったのは大地真央の月組が優勝した70周年の84年からで、80周年の94年は紫苑ゆうの星組が優勝した。

今回の出演者は10年前の445名から520名に増え、さらに一般から95名が参加。過密スケジュールをやりくりして実現した大運動会は、やはり歴史に残る特別な催しだ。

結果は宙組が2位、星組が3位、組対抗リレーと綱引きを制した月組が90周年の優勝に輝き、月組の彩輝直が弾けるような笑顔を見せてトロフィーを受け取った。MVPには同じく彩輝直が選ばれ、ファインプレイ賞は宙組の和央ようか、花組の瀬奈じゅんが受賞、その他数々の賞が贈られ、轟悠の閉会宣言「次は100周年の2014年です」で幕が閉じられた。

 

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