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-バックナンバー- 20001年8月号

声援をがんばりにして、
 自己ベストを目指す藤田さん

 水泳の花形種目、 自由形。 代表選手の中でも特に大きな期待を寄せられているのが、 187cmとビッグな藤田駿一さん。 体格を生かした豪快な泳ぎで報徳学園高校時代は、 大会出場ごとに優勝、 記録を次々とぬりかえてきた。 同志社大学へ入学したばかりの今年5月には、 日本選手権での400m自由形で3分50秒60の日本新記録を出して優勝。 ゴール直後のガッツポーズが大きく新聞に掲載された。 また、 1500m自由形でも大会新記録で優勝し、 世界水泳への切符を軽々と手にした。
 初めて参加するシニア国際大会となった東アジア大会では、 フリーリレーで優勝。 1500m自由形でも銅メダルに輝いたが、 本人は 「精神力が弱く、 満足できる結果ではなかった」 と、 かなり辛口の評価。 「でも、 外国選手はレースの展開が全然違うことが分かり、 いい課題が見つかった」 と、 メインの世界水泳に向けて、 集中力を高めてトレーニングに励んでいる。
 小3で選手コースに引き抜かれ、 中2より同志社OBでもある小川恵コーチの指導を受けてきた。 「最初の約束がオリンピックに出ることだったので、 それを果たすまでは…」 と、 コーチに大きな信頼を置く。 宝塚スイミングスクールでは、 小さな後輩からも 「ちゅんちゅん」 と呼ばれる人気者。 「ベビーから19年間もお世話になっていますから、 何か恩返しをしたい」。 自己ベストで決勝に残り、 表彰台へ…と、 初めてのナショナルチーム大会での記録を、 自分でも楽しむつもりでいる。
「観客の皆さんが沸くのが、 泳いでいても分かるので、 声援を聞くとがんばれます。 出場するからには、 期待に応えたいです」。